インフルエンザ感染症対策について
・インフルエンザ流行レベルマップ
インフルエンザにかかったと思う方
早めに医療機関を受診して、検査・診断を受け、治療を発症から48時間以内に開始することが大切です。
インフルエンザの検査について
発熱して
12時間経過し、ウイルスの数が増えた後に検査するのが最適だといわれています。
@簡易キットによる検査
当クリニックでは発熱から12時間以上の場合実施します。
「簡易キット」と呼ばれる、操作が簡単な検査キットを用いた
人間の目で判定する方法です。
結果は10〜15分程度で出ます。
A分析装置による検査
当クリニックでは発熱から6〜12時間の場合実施します。
・機械が判定した結果が印字されるので、結果が明白です
〈高感度で検出する技術〉
・インフルエンザウイルスの数が少なくても検出できる
・インフルエンザ発症初期でもウイルスを検出しやすい
インフルエンザの治療について
発症から
48時間以内に開始する、発熱期間は通常1〜2日短縮され、鼻やのどからのウイルス排出量も減少します。
発症から48時間以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。
治療対象
@
幼児や
基礎疾患があり、重症化リスクが高い方や
呼吸器症状が強い方には
投与が推奨される。
A
発症後48時間以内の使用が原則であるが、
重症化のリスクが高く症状が遷延する場合は
発症後48時間以上 経過していても投与を考慮する。
B基礎疾患を有さない患者であっても、
症状出現から48時間以内にインフルエンザと診断された場合は
医師 の判断で投与を考慮する。
C一方で、多くは自然軽快する疾患でもあり、
抗インフルエンザ薬の投与は必須ではない。
|
タミフル
(経口薬) |
イナビル
(吸入薬) |
リレンザ
(吸入薬) |
ゾフルーザ
(経口薬) |
1歳未満 |
推奨 |
推奨されない |
推奨されない |
1〜4歳 |
推奨 |
吸入困難と考える |
推奨されない |
5〜9歳 |
推奨 |
吸入可能なら使用可能 |
推奨されない |
10〜12歳 |
推奨 |
推奨 |
推奨されない |
12歳以上 |
推奨 |
推奨 |
使用可能 |
呼吸器疾患のある方 |
推奨 |
要注意 |
使用可能 |
妊婦 |
使用可能 |
使用可能 |
使用可能 |
推奨されない |
妊娠中のインフルエンザワクチン・抗インフルエンザ薬
抗インフルエンザ薬ゾフルーザの使用について
予防には、みんなの「かからない」、「うつさない」という気持ちがとても大切です
1.インフルエンザとは、
インフルエンザウイルスによる呼吸器感染症です。
2〜3日の潜伏期間の後、
38℃以上の発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛などを呈します。
子ども、ご高齢の方、免疫力の低下している方などでは重症化し
肺炎や脳炎になることがあります。
2.予防には、
≪インフルエンザワクチン≫
免疫をつけ死亡者や重症者の発生をできる限り減らすことを目的に接種するものです。
≪手洗い≫
手洗いは、個人衛生の基本です。外から帰ったときなど、流水・石鹸でこまめに手を洗いましょう。
正しい手洗いの方法については
こちら
≪咳エチケット≫
咳やくしゃみをする時はティッシュやマスクを口と鼻にあて、他の人に直接飛まつがかからないようにしましょう。
咳エチケットについては
こちら
インフルエンザワクチン接種をお勧めする方
1.6ヶ月以上の乳児
1歳以下乳児に安全に使用できるインフルエンザ治療薬がないため
2.流行期に出産予定日の妊婦
妊娠中どの時期でも安全に接種できます。
妊娠28週以降の接種で生後6ヶ月までの児がインフルエンザに罹りにくくなります。
インフルエンザ予防接種Q/A
は
こちら